プロスポーツ選手の年収
プロ野球のオフシーズンに契約更改のニュースが報道され、〇〇選手の年棒がいくら…みたいなニュースを見たときに、世界が違うな…と感嘆します。
プロ野球のトッププレイヤーになると数億円の年棒が設定されていますが、会社員の生涯年収が2億〜3億と言われているのに対して、あまりにも桁違いな数字ですよね。
今更ですが、日本のメジャースポーツ(プロ野球・Jリーグ)に所属する選手たちの年収について綴って参ります。
2020年プロ野球の平均年棒は過去最高となる4189万円でした。
下表はNPB12球団別の年棒総額ですが、楽天3位、広島4位という結果が近年の情勢を色濃く反映していますね。
楽天は石井GMが就任してからのマネジメント力が世間を驚かせており、大型移籍を複数成功させました。
広島は記憶に新しい2016年〜2018年のセリーグ優勝メンバーのコストが高くなった結果です。
リーグ単位で見ると、ソフトバンクや楽天という多角的ビジネスを手掛けるオーナーがチーム経営に力を入れていることが分かり、パリーグの人気向上に大きな貢献をしているように思います。FAでパリーグ球団に移籍する選手が近年は増えていることから、選手たちもその魅力を感じているのかもしれませんね。
2020年J1リーグの平均年俸は3446万円でした。
プロ野球界と1000万円も平均年棒に差がないことは意外でした。
しかし、個人別のランキングを見ると、一部の有名選手に年棒が引き上げられていることが分かります。
年俸ランキングのトップはイニエスタ選手(ヴィッセル神戸)の32億5000万円。
続いてトーマス フェルマーレン選手(ヴィッセル神戸)の5億円。
世界的クラブであるバルセロナで活躍した両選手が圧倒的な高額年棒です。
ヴィッセル神戸は独自の経営路線で他クラブと違いを作り出していますね。
野球選手とサッカー選手を比較すると稼働年数でも野球選手が上回っています。
世界的にはサッカーの方がメジャースポーツですが、日本の野球人気は根強いため、報酬面では今後も野球>サッカーの図式は変わらないかもしれませんね。
どちらにせよ、大勢のファンの前でプレーできる経験とこの報酬というのは過酷な世界と知りながらも改めて夢がある仕事ですね。