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【週間企画】混沌のプレミアリーグ_優勝争いの行方、BIG6の個別事情を考える<チェルシー編>

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プレミアリーグ特集企画、第三回の本日はチェルシー回となります。

昨年はランパード新監督とアカデミー出身のフレッシュマンの健闘で下馬評を覆す活躍を見せたブルーズ。

残念ながら今年は元気がありません。それどころかランパードは年明け早々に監督解任され、通常のクラブであれば大騒ぎしたくなるところですが、このロンドンのチームの御家騒動には慣れてしまった自分がいます。またいつものかと。

「スーパーフランク」と讃えられたレジェンドですらこの始末…個人的にはもう少し辛抱して欲しかったと思うも、オフシーズンで費やした補強が活かされていない現状を鑑みると仕方ないか。(あくまでチェルシー内では)

そんなチェルシーは現在プレミアリーグ8位と元気がありません、もはや優勝は夢レベルです。

監督交代という大きな一手を打ったチームの後半戦はどうなるのか、前半戦で波に乗れなかった理由と今後期待できるポイントについて考えてみました。

 

オフシーズン。それはそれは大きな期待をしました。

チルウェル、ツィエク、チアゴ・シウバ、おまけにメンディー。

これらの選手の獲得だけでも羨むレベルですが、昨年の目玉はなんと言ってもヴェルナーとハフェルツのドイツ人コンビの獲得です。

いやーライプツィヒレヴァークーゼンで活躍した二人の勇姿をプレミアで見れるのか!と開幕時はワクワクして、優勝しちゃうの!?なんて思ってましたが、現実は甘くなかったですね。当然です。

ドイツコンビを除いては新入生のみんなが徐々にチームに馴染んできたところ、いまだにこの二人は戦術にハマっていない状況です。

ヴェルナーは香車のような突進はあるも、ボールが収まらず、決定力もなし。

ハフェルツはブンデス時代に見せた華麗なテクや勇猛果敢なゴール前への飛び出しはなりを潜め、初日の転校生のようなよそよそしさ。

新加入選手がフィットに時間がかかるのはプレミアリーグならではの難しさかもしれませんが、出場時間もある程度与えられたこの二人にいまいち結果が出ていなかったことに不調の原因があるのかもしれませんね。

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しかし、後半戦はお通夜ではありません。

ランパードの後任としてやってきたあの人に期待がかかっています。

トーマス・トゥヘルです(身長高すぎっ!)

ドルトムントパリサンジェルマンと順調にキャリアを歩んできた、トゥヘルはスター選手との衝突を恐れず、それを懐柔する器量をもったビッククラブに適した監督と言えるかと思います。(フロントとの関係性はここでは触れないでおこう)

着任早々、3バックを試し、ランパード時代に冷遇されていた選手たちを起用、直近のバーンリー戦ではその選手たちが起用に応え、勝利をおさめました。

まだまだ新生ブルーズの旅はこれからですが、昨年若手を束ね、合格点を叩き出すもスター選手や巨大戦力の起用が不十分だったランパードに比べ、トゥヘルにはビッククラブを率いて昨年CL準優勝をした実績もあります。

性格的な話は抜きにして、今のチェルシーというビッククラブを率いる監督としては期待がもてる人事ではないでしょうか。

プレミアリーグ奪還は来年になるでしょうが、優勝に向けての事前準備は始動しています。来年のチェルシーに乞うご期待。

 

次回は我らがリバプールを取り上げます。ここまでみていただきありがとうございました。