【週間企画】混沌のプレミアリーグ_優勝争いの行方、BIG6の個別事情を考える<アーセナル編>
前回の記事で投稿した通り、今週1週間でプレミアリーグBIG6の個別事情を特集したいと思います。第一回はロンドンに本拠地を置く名門アーセナル編です。
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(前回の記事はこちら)
昨年、監督の途中解任もあって苦しい戦いを繰り広げたアーセナルですが、シーズン後半からは現監督のアルテタが就任。シーズン後半は復調の兆しを見せるも、最終的には8位でフィニッシュしました。
シーズン終了後、FAカップで見事優勝するとプレシーズンで行われたコミュニティシールドのタイトルも獲得し、アルテタ体制となって早々に二つのタイトルを獲得しました。
この勢いのままに20/21シーズンでは強かったアーセナルの復活を期待した人も多かったのではないでしょうか。オフシーズンでも積極的な補強を見せた現在のアーセナルのベストフォーメーションは以下の通りです。
(各ポジション別に平均点の高い選手をピックアップ)
新シーズン前にはオーバメヤンの残留がビックニュースとして報じられ、トーマス・パーティやガブリエル・マガリャンイスなど質の高い的確な補強が注目されました。
上記のフォーメーションから個別事情や怪我で数人の選手は離脱している現在のアーセナルですが、今シーズンここまでチームを牽引しているのはアカデミー育ちの若人たちです。
昨年ブレイクしたサカに加えて、12月からスターティングメンバーに名を連ね始めたスミス・ロウ、現在のアーセナルはこの二人を攻撃の軸として好調を維持しています。
秋頃は格下相手の勝点の取りこぼしも目立ち、波に乗れていなかったアーセナルですが、スミス・ロウがスタメンに加わって以降、チームは活性化、攻撃的で魅力的なサッカーを見せるようになりましたね。
一方でスミス・ロウの負担が懸念されていたところにマドリーからレンタルでノルウェーの神童ウーデゴールを獲得、スミス・ロウとタイプはやや違えどこちらも昨年レアルソシエダでブレイクした若手ということもあり、スミス・ロウと併用することで負担を緩和できる体制となってきました。
攻守の要であるオーバメヤン、ティアニー、ガブリエルが復帰し、ウーデゴールがチームにフィットしてくれば上位クラブとの対決も期待を持って臨める予感がしますね。
現在首位のマンCとは勝点13差と優勝争いという点ではかなり厳しいアーセナル。現実的な目標としてはCL出場権を獲得できる4位フィニッシュとなるかと。
今季のアーセナルはメンツを見る限り行けそうな感覚を受ける一方で、いまだに多くの選手が本来の力を発揮できていない様子を見て取れます。そのため後半戦もある程度伸び代があるという期待から引き続き注目したいと思います!
ここまで見ていただきありがとうございました。
次回はアーセナルのライバルクラブであるトッテナム・ホットスパー編となります。