HIRAOblog

プロスポーツを日常的に楽しむブログ

プレミアリーグビックマッチの見所_チェルシー対リヴァプール_09/21

20/21イングランドプレミアリーグで個人的に最も注目するマッチがリーグ開始早々にやってきました。

 

プレミアリーグというとサッカーに詳しくない方でも今年になってニュースで聞いた方も多いのではないでしょうか。

2020年1月サッカー日本代表南野拓実選手がイングランドプレミアリーグの名門リヴァプールFCに入団したことから連日ニュースで大きく取り上げられました。

リヴァプールは18/19シーズンでヨーロッパで最も権威ある大会と称されるUEFAチャンピオンズリーグで優勝し、19/20シーズンでは30年ぶりとなる悲願のプレミアリーグ優勝をなし遂げました。

端的に状況を説明すると世界でもトップレベルのクラブに日本人選手が加入したことで、ニュースとして大きく取り上げられたわけですね。

南野選手はシーズンの後半からチームに同行したため、今シーズンの活躍が現地でも大きく期待されています。

 

リヴァプールの今シーズンの目標は以下の二つになります。

  1. 昨シーズンラウンド8で敗退したチャンピオンズリーグの覇権奪回
  2. 昨年のプレミアリーグチャンピオンとして挑むリーグ連覇

チャンピオンズリーグの覇権奪回については言わずもがな、他国リーグの猛者とビッグイアー(チャンピオンズリーグの優勝杯)をかけて戦うことになるため、相当高いハードルとなるでしょう。特に19/20シーズンのチャンピオンであるバイエルンミュンヘンのクオリティは大会連覇の可能性も感じさせるレベルでした。

チャンピオンズリーグはトーナメント形式で優勝争いが行われるため、

確率的な意見を出すのが難しいですが、厳しい戦いとなることは間違いないでしょう。

 

次に今シーズンのプレミアリーグの戦いについても触れていきたいと思います。

近年プレミアリーグは世界で最もレベルの高い国内リーグと呼ばれております。

昨年リヴァプールは圧倒的なパフォーマンスでプレミアリーグを制覇しましたが、

他のチームが易々と連覇を許してくれるような環境では当然ありません。

打倒リヴァプールに燃えて、自チームの戦力・体制強化を行い優勝を目指して連覇を目指すリヴァプールに立ち塞がるでしょう。

 

私は今シーズンリヴァプールプレミアリーグ連覇に向けた最大の障壁となるチームが2チームあると考えています。

その一つが日本時間2020年9月21日(月)00:30キックオフのゲームで対戦するチェルシーです。

2020年の移籍期間は新型コロナの影響が各クラブチームの財政に大きなダメージを与えていることから、移籍マーケットに流れる資金は例年と比べ少なくなることが予想されていました。

例年であれば大型補強を敢行するメガクラブが自制する中、例外となったのがチェルシーです。

長くなるので原因は割愛しますが、チェルシーは2019年夏と2020年冬の移籍マーケットで新規の選手登録(フリートランスファーを含む)が禁じられ、自クラブのレンタル選手を他クラブから呼び戻すなどの限定的な戦力補強しかできない状態でした。

例年移籍マーケットが開くたびに大型補強を敢行していたチェルシーにとって、昨年の本処分は痛手となりましたが、2020年夏の移籍マーケットにおいては風向きが大きく変わりました。

上述した通り、多くのクラブが補強を控える中、チェルシーは昨年の処分の影響で留保していた資金を2020年夏のマーケットで惜しみなく利用して大型補強を進めました。

FW、MF、DFと各ポジションの第一線級の新戦力を補強しただけでなく、

チェルシーの補強ポイントとも一致した効果的な補強だったと思います。

昨シーズンは若手の台頭が目立ち未来への期待感が高まった状況に、

今夏の新戦力が加わったチェルシープレミアリーグ奪還の準備が十分にできたといってもいいでしょう。

 

しかし、リヴァプールも戦力的に劣ってはいないどころかまだチェルシーをリードしていると見ていいでしょう。

昨年の主力メンバーがそのまま残っている、リヴァプールについてはこれだけで十分です。昨年のリヴァプールのスタッツは近年のヨーロッパサッカーでも最高レベルのチームの一つであり、このスタッツが易々と攻略されるイメージは湧きません。

新戦力を手に王者に挑むチェルシーとそれをどっしり迎え撃つリヴァプールの一戦は新シーズン9月のヨーロッパ一番の見所となるかもしれません。