FCバルセロナ_スペインサッカーの雄はどうなる?
FCバルセロナの20/21シーズン開幕が近づいてきました。
昨年はリーグ戦二位、チャンピオンズリーグでは準決勝敗退。
世界から注目を集めるこのチームからすると不完全燃焼のシーズンでした。
昨シーズンはとにかくチームというよりは内部組織が慌ただしいシーズンでした。
1年間に2回の監督交代と選手とフロントの確執問題。
新型コロナの影響によるリーグ戦中断もあり、実際にプレーする選手からすると
落ち着かない状況下でのシーズンだったと思います。
クーマン新監督が就任し、新シーズン開幕まで十分な準備期間もないまま
次に大きくピックアップされたのはこれまでのバルセロナを支えてきた主力選手たちの退団問題です。
既に退団が決まっている主力選手たちは以下の通りです。
ラキティッチ(MF)→セビージャ
セメド(DF)ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
セメドを除いては3人とも年齢は30代を過ぎており、バルセロナが本格的に世代交代に舵をきってきたことが伺えますね。
残留する主力選手にもメッシ、ブスケッツ、ピケ、ジョルディアルバと30代を超える選手が複数いることを考慮すると、当然の選択かもしれません。
長年チームを支えてきたベテランがチームを去ったバルセロナですが、退団が噂されていたチームの顔のメッシは残留が決定。
モチベーションが気になるところですが、今期も主力として活躍することは間違い無いでしょう。
新シーズンのバルセロナで個人的に活躍が期待されるのは以下の二名です。
昨シーズン鳴り物入りでチームに加入したグリーズマンは慣れないウイングポジションでの起用となり、本来の力を発揮できずにシーズンを終えました。
クーマン新監督はこれまでバルセロナが使用してきた伝統のフォーメーションである4−3−3ではなく、トップ下を配置する4−2−3−1を使用しています。
グリーズマンはプレシーズンマッチでCF、トップ下で起用されており、新シーズンでも同一ポジションでの起用が予想されます。
彼の本来の持ち味は中央エリアでゴールゲッターの周りを衛星的に動き、チャンスメイクやフィニッシュに絡む動きができることです。
中央エリアでのプレー機会が増えれば彼本来の活躍が新シーズンは見れることが増えそうですね。
コウチーニョは三冠を達成したヨーロッパチャンピオン:バイエルンミュンヘンからのレンタルバックでバルセロナに戻ってきました。
こちらも大きな期待を寄せられてリヴァプールからバルセロナに移籍したものの適応に苦しんでおり、本来の力を出し切れていません。
昨シーズンのバルセロナの試合を見て感じたのは中盤の独創的なアイデアの少なさです。ラキティッチ、ビダル、アルトゥールが退団した中盤はこれまでのバルセロナの中盤と比較すると頼りなく、ブスケッツ以外に軸となれる選手が求められます。
コウチーニョはウイング以外にもインサイドハーフで起用されることも想定されますので、リヴァプール時代のような自信に溢れた可憐なプレーを期待します。
開幕戦は久保建英の所属するビジャレアルが対戦相手ということもあり、
日本からの注目も大きくなりそうですね。
ファンが期待する強くて美しいバルセロナが見られるか?
このブログでも注目したいと思います。